ジーンズなど洋服を製造する全国の工場から排出される端材は年間4万5000tといわれている。アパレルメーカーでは端材を再び生地にするなどリサイクルの取り組みも今、進んでいる。日本エムテクス・三浦征也代表取締役はこれまで年間およそ26万トン廃棄されている卵の殻や使用済みのコルク栓など捨てられるものから壁を作る取り組みを行ってきた。ジーンズの端材が壁になる工程。デニム壁は接着剤を使用しておらず、6畳一間を施工した場合、約3リットルの湿気を吸収する。この技術を実際に取り入れているのがBEAMSルミネ池袋店。去年9月、メンズコーナーの壁をデニム壁にした。