横浜市の住宅でことし5月、撮影された映像にはインターホンのカメラが何かで覆われたあと青いパーカーを着た不審な人物が去っていく様子が写っている。住人によると当時、留守中で不審な人物は家に人がいるか確認していたと見られるという。こうした不審な訪問は各地で相次いでいる。先月15日に横浜市青葉区で発生した強盗殺人事件では数日前にも不審な人物が確認されていた。現場周辺に住む80代の男性の自宅にはスーツ姿の人物が訪問。性別は男性で年齢は20代から30代ぐらい。このときは1人で近くで工事をしているが水漏れがないか水道を点検すると言ってきた。周辺の住宅でも1か月ほど前から同じような訪問が相次いでいた。しかし横浜市に取材するとこの期間、水道に関係する工事は行われていなかった。さらに周辺ではことしに入ってから家の屋根が浮いているので調べたいと言って家に上がり込もうとする訪問も相次いでいた。警察によると横浜市の事件現場周辺ではことし9月上旬から先月中旬までに業者と名乗る不審な訪問が17件あったことが確認されている。似たような不審な訪問は先月起きた千葉県市川市の事件現場周辺でも複数あったことが分かっている。心当たりない訪問は相手にせず、すぐ断ろう。会社名を名乗らない、強引に家に上がろうとする、家族や資産の状況を尋ねる。こうした不審な訪問は相手にせずすぐに断って警察に相談を。