来年4月に開催される大阪万博を巡って、またも予算が増額される。12月3日(火)、国が負担する会場の警備費用が当初の試算199億円から55億円ほど上振れすることが分かった。記者の「何をするために55億円増えるのか?」との問いに、伊東良孝万博担当大臣は「政府要人が相当数来られるという見込みになったところであり…」、「来場する要人の予測はあらかじめつくのでは?」との問いには「いざ実際やってみると出展されている、それぞれの国の業者もそうですし、国内外の政府要人等々の出入りもそうでありますし…」と述べた。なぜ要人の来場が試算より大きくなるのか、はっきりしない。更に海外パビリオンの出展が減ったにもかかわず空いたスペースの警備のために費用が余計にかかるという。このほかPR活動などに使う機運醸成費用も当初の40億円から30億円近く増額される。大阪万博を巡っては既に会場建設費が2倍近く、運営費も1.4倍ほど増額している。