JR東日本は今日、運賃の改定案を国に申請したことを発表し、山手線など在来線の初乗り運賃を10円値上げするなど、運賃体系の見直しを行うという。物価高や人件費などの高騰、利用者数の減少が影響しているということだが、普通運賃の値上げ率は7.8%となる見込み。JR東日本の切符や定期の値上げをめぐっては、去年、一部の区間でバリアフリー料金の上乗せがあったが、全面的な運賃の値上げは消費税の導入を除くと、1987年の民営化以来初めて。実際に値上げとなった場合、どんな影響があるのか。山手線では初乗り運賃が160円となるが、例えば、東海道線の横浜駅〜東京駅までの運賃は490円から530円に値上げ。また、通勤定期券の値上げ率は最大で約2割となり、東海道線の横浜駅〜東京駅まで定期代は約1000円値上げされる。JR東日本は、運賃の改訂時期について、2026年3月を目指したいとしている。
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