1995年1月17日の阪神・淡路大震災では水道管の破損によって初期消火が出来ず、被害が広がっていった。東京・墨田区では雨水をタンク内に貯める取り組みを行っていて、320基以上設置しているタンクで初期消火を行うとしている。また阪神・淡路大震災では道路の寸断や避難する民間車両が殺到したことで大渋滞が発生し、消防車が現場に到着するまでに長時間かかるということもあった。東京・大田区の山王地区でも細い路地が入り組んでいることなどから災害時に消防車が来られないとされていて、有事を想定して街の至る所に消化器を設置して住民が初期消火を行うとしている。また月に1度防災訓練を行い、住民たちが消火機器の使い方を学んでいる。