飛鳥を代表する巨石の1つで、不思議な模様が表面に刻まれた酒船石を紹介。今回、あらゆる角度から石を撮影し、写真データから精巧な3Dを作成。遺跡の調査結果などをもとに破損部分を補填し、酒船石を5分の1スケールで復元した。くぼみに水を流しつつ、笹舟を浮かべると、ランダムなくぼみに入っていった。発掘調査に携わってきた相原嘉之教授は占いのために使われたと考え、酒船石のある丘の麓では亀形石が発掘された。そこにためられた水は聖水とされ、身を清めるために使われたのかもしれない。
645年、飛鳥の都では乙巳の変が起きた。蘇我蝦夷、入鹿が中大兄皇子らによって暗殺されるも、権力争いは激化。収束に尽力したのが中大兄皇子の母、斉明天皇だった。天皇が巨石を使った占いで国を導こうとしたのかもしれないといい、巨石造りは国家事業といえた。
645年、飛鳥の都では乙巳の変が起きた。蘇我蝦夷、入鹿が中大兄皇子らによって暗殺されるも、権力争いは激化。収束に尽力したのが中大兄皇子の母、斉明天皇だった。天皇が巨石を使った占いで国を導こうとしたのかもしれないといい、巨石造りは国家事業といえた。