ドイツやフランスなどユーロ圏20か国の金融政策を束ねるヨーロッパ中央銀行は6日理事会を開き、0.25%の利下げを決めた。利下げに踏み切るのは4年9か月ぶり。ヨーロッパ中央銀行は、一時は消費者物価の上昇率が10%を超えるなど申告となったインフレを抑え込むため、おととし7月から10会合連続で利上げを行いその後も高い金利水準を維持していた。このところの物価の伸び率が2%台と落ち着き、景気への影響の懸念が高まったため利下げに踏み切った。ラガルド総裁は今後について「会合ごとに経済指標などを注意深く見ていく」としている。