県内で初めてボイルしたベビーホタテをEU(ヨーロッパ連合)に輸出した八戸市の八戸缶詰・野田一夫社長らが県庁を訪れ、宮下知事に輸出の状況やヨーロッパでの需要が高いことなどを報告した。青森県からEUに向けて輸出できるホタテは、毎年1月から3月にかけて水揚げされたものに限られていたが、今年からは6月中旬までに延長されたことから、この会社では県内で初めてEUに向けてボイルしたベビーホタテを輸出したという。野田社長などはこれまでサバなどで取引があったEU各国でプロモーションをする際に、ベビーホタテについてよい反応があり需要が高いことなどを報告した。これに対し、宮下知事は「EUは非常に有望な販路で特に今は円安なのでさらに売れるのではないか私たちも手伝いたい。」と述べた。会社によると、これまでおよそ2トンのベビーホタテをEUに輸出したということで、来年は100トン規模で展開したいとしている。