ウクライナ情勢をめぐり、イギリス・ロンドンで2日、ヨーロッパの首脳らによる会合が開かれた。イギリス・スターマー首相が主催したヨーロッパの首脳らによる会合は、ウクライナ・ゼレンスキー大統領や、フランス、ドイツ、イタリアの首脳のほか、トルコの外相なども参加し、日本時間の2日午後11時過ぎから協議が行われた。首脳会談での激しい口論を受けて、アメリカとウクライナの関係改善に向けた議論のほか、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けて、今後の軍事支援やウクライナの主権を確保した形での和平案などが議題となる。また、会合では、ヨーロッパの安全保障をめぐり、アメリカ側が求めているNATO(北大西洋条約機構)の加盟国の防衛費増額についても話し合われる見込み。6日にはEU(ヨーロッパ連合)の特別会合も開かれる予定で、ウクライナ情勢を含むヨーロッパの安全保障をめぐる議論が加速している。