ヨーロッパ連合の首脳会議が開かれた。ヨーロッパもアメリカばかりに頼っていられないということで、これからどういうスタンスを取っていくのか注目されている。和キャピタル・村松一之さんがスタジオで解説「今現在、EU(ヨーロッパ連合)に対する世界の関心は高い。主にEUの団結力と競争力の2点で注目されている。団結では、27カ国で一致していくのは難しく、ウクライナ支援でも400億ユーロぐらいやりたいというが、賛成している中でも50億ユーロの支出さえ、フランスとイタリアも難色を示している。団結という点では難しい印象。競争力では、EUで8000億ユーロの再軍備計画の方向性が示された。マーケットではヨーロッパのパラダイムシフトと株価上昇など非常に大きくわいている。難しいのはそこから。ヨーロッパは欧州軍が存在しない。アメリカ軍の支援に頼るシステムで運用され訓練されてきた。これを簡単に変えていくのは難しい。ヨーロッパの軍事企業の生産能力も冷戦後から縮小。なかなかすぐに対応できない。マクロ経済全体は金利上昇、ユーロ高によって、短期的なネガティブに作用する可能性もあり、しっかり見ていかなければいけない」などと解説した。