トランプ大統領は領有に意欲を示すデンマーク自治領のグリーンランドをめぐってNATOとの間で北極圏全体に関する合意にむけて新たな枠組みの設置で一致し、ヨーロッパの8か国に課すとしていた新たな関税措置実施の見送りを表明した。ドイツZDFはアメリカとデンマークが結んだ1951年の条約を全面的に改定しアメリカ軍の中流や資源の扱いなどで合意を目指すとみられると伝えている。スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラム年次総会の出席者たちがトランプ大統領の方針転換に頭を捻っている。ドイツのメルツ首相は正しい方向への一歩として歓迎しつつも大統領の振る舞いを間接的に批判した。グリーンランドについては、交渉関係者によるとグリーンランド枠組み合意に盛り込まれるのはアメリカがヨーロッパの国々に課すと脅してきた追加関税を断念すること、グリーンランドへのアメリカ軍の中流について改めて交渉すること、資源などについての投資に関してアメリカが発言権を持つこと、北極圏での安全保障にNATOのヨーロッパ加盟国がこれまで以上に関与することとしている。アメリカのいない時代に向けてヨーロッパが備え力をつけるためのEU緊急首脳会議がブリュッセルで開かれ、メルツ首相も参加する。
