厚生労働省の医療用医薬品の、安定確保策に関する関係者会議のメンバーの坂巻教授が解説する。日本医師会は、医療現場では薬が不足しているという。院外処方の機関は5700。そのうち在庫不足の連絡を受けたことがある機関は74パーセント。院内処方機関で、入手困難な医薬品があると答えたのは90パーセントだ。大きな原因は、感染症の拡大で、メーカーが供給できていないことだ。インフルエンザが流行している。インフルエンザ患者数はこの1週間で、全国で8万5766人。学級閉鎖は2778、学年閉鎖は830、学校閉鎖は60。咳止めや痰切りなどの薬が不足している。子どもに大切だという。市販薬で対応することもできるという。今年の6月くらいから薬不足がはじまっている。錠剤がなくなりやすい。せき止めの薬の値段は下がっている。増産が後回しになる可能性があるという。国の総合経済対策として、人員体制の整備や設備増強を支援することが閣議決定されている。武見敬三厚労相は、咳止め薬、たん切り薬を製薬会社24社に増産要請している。コロナ禍の教訓は生かされていないと谷原さんがいう。ジェネリック医薬品の扱いの政府の対応にも疑問を感じると風間さんがいう。鼻炎薬や血圧を下がる薬も不足している。