バイデン大統領は中産階級の家庭に生まれ、1972年に29氏の若さで上院議員に初当選した。2009年から当時のオバマ大統領の下で8年間副大統領を務めた。そしてトランプ前大統領との激しい選挙戦を経て、歴代最高齢の78歳で大統領に就任した。トランプ前大統領の米国第一主義から大きく転換し、国際協調を重視。中国に対抗するため日本や韓国などとの関係強化に取り組んだ。ただウクライナへの巨額な軍事支援やイスラエルが続ける戦闘への対応をめぐりや党のみならず民主党支持者からも厳しい目を向けられ、80歳を超えた年齢のも不安視する声も出ていた。撤退圧力が高まるきっかけになったのは6月のテレビ党大会。言葉に詰まる場面が目立つなど安定さを欠き、このあと有力紙や民主党議員からも撤退を求める声が強く上がった。