11月の米国大統領選挙に向け、与党・民主党は1日、バイデン大統領の後継となる候補者を選ぶための代議員による投票をオンラインで始めた。投票は5日まで行われハリス副大統領が党の候補者に正式に指名される見通し。一方、共和党のトランプ前大統領はハリス氏への攻撃を強めている。トランプ氏への批判は高まる一方だが、改めてハリス氏の人種的アイデンティティーに異議を唱えた。インドの伝統衣装を着たハリス氏の家族写真とともに「インドのルーツを大切にしていることがとてもよく分かる」とSNSに投稿した。この前日には、ハリス氏が大統領候補になれたのは、多様性を促す政策のおかげだと支持者が攻撃していることについて、トランプ氏に質問していた。ハリス氏は黒人初、そしてアジア系初の副大統領でハワード大学を卒業し、上院議員に当選後は黒人議員連盟に所属している。トランプ氏が副大統領候補に選んだバンス氏は発言を擁護した。民主党は1日ハリス氏を正式な大統領候補に選ぶ手続きを始めた。早ければ5日にも正式に指名され副大統領候補は、6日までに発表するとみられている。