日本製鉄による米国の大手鉄鋼メーカー・USスチール買収計画について、欧米メディアは対米外国投資委員会が安全保障上のリスクを判断。バイデン大統領が近く買収を阻止を発表すると報じている。ワシントンポストによると大統領の反対姿勢は変わっていないが政権内部での検討ペースが遅くなっているとしている。バイデン大統領が買収阻止発表への報道を受け、USスチールが本社や生産拠点を置く東部ペンシルベニア州の民主党関係者や労働組合のメンバーの一部、それに投資家が“計画頓挫は地元経済に大きな打撃”と反発の声を上げている。日本製鉄幹部は米国政府高官と面会、買収承認に理解を求めたとみられる。ワシントン・ポストはホワイトハウスは各方面からの反発に驚いたと報道、バイデン大統領の今後の対応が注目される。