きのう投開票された衆議院選挙で、自民党と公明党を合わせた与党の獲得議席が過半数の233を下回る結果になった。野党の立憲民主党と国民民主党などは議席を伸ばした。自民党・石破総裁は「相当に厳しい判断をもらった。連立なのか閣外協力なのか、いろいろなやり方があると思う」などと述べた。自公が過半数割れとなるのは、旧民主党が政権交代を果たした2009年の衆院選以来。石破政権は今後、一部野党などとの連携を模索する見通し。自民党幹部は政治資金事件に関連し「非公認」とした候補が当選したケースについて、「追加公認は当面行わない」との考えを示した。自民党とともに議席数を減らした公明党は、埼玉14区で立候補した石井代表も落選。立憲民主党は公示前の98議席を大きく上回り、小選挙区と比例代表で計140議席を超えた。立憲民主党・野田代表は「与党の過半数割れが目標だった。大きな成果」などと述べた。国民民主党は28議席を獲得し公示前の4倍に増やしたほか、日本維新の会は38議席、共産党が8議席、れいわ新選組が9議席を獲得している。