青森・八戸でマイワシが異例の大豊漁となっている。宮城・気仙沼ではこれまでほとんど取れなかった高級魚マダイが例年の30倍水揚げされている。
青森・八戸でマイワシが大豊漁となっている。マイワシはここ10年、八戸では多い時で約1500トンの漁獲量だったが、先月13日には2911トンと倍近くを記録した。マイワシ豊漁により製氷工場はフル回転して氷を製造しているという。地元の漁船だけでなく、茨城や千葉からも船がマイワシを追いかけて北上してきていた。一方、銚子漁港ではこの時期に水揚げされる“入梅いわし”は水揚げが激減している。イワシが消えた理由について東海大学・山田吉彦教授は「海水温が上がってきたためにマイワシが生息する適温の海域がかなり北に移っている。数年前の千葉から茨城沖の海水温の状態が、いま岩手や青森沖までうつってしまっている。日本の海の状況がかなり変わってきている証拠になっている」と話す。去年12月には、北海道・函館市で1000トン以上のマイワシが打ち寄せられた。
先月、宮城・気仙沼沖では定置網漁で大量のマダイが獲れている。気仙沼魚市場のマダイの水揚げ量は、4月末時点ですでに例年の同時期に比べて30倍以上となっている。東海大学・山田吉彦教授は「千葉・九十九里沖まで来ていたものが黒潮の勢いが強くて、さらに流されて三陸沖までやってきた」と話す。一方、気仙沼で主力だったサンマやサケは長年不漁となっている。さらに約1000mの深海に生息し北限が茨城県沖だった“ミツクリザメ”が4月に宮城県では初めて女川沖で捕獲された。
青森・八戸でマイワシが大豊漁となっている。マイワシはここ10年、八戸では多い時で約1500トンの漁獲量だったが、先月13日には2911トンと倍近くを記録した。マイワシ豊漁により製氷工場はフル回転して氷を製造しているという。地元の漁船だけでなく、茨城や千葉からも船がマイワシを追いかけて北上してきていた。一方、銚子漁港ではこの時期に水揚げされる“入梅いわし”は水揚げが激減している。イワシが消えた理由について東海大学・山田吉彦教授は「海水温が上がってきたためにマイワシが生息する適温の海域がかなり北に移っている。数年前の千葉から茨城沖の海水温の状態が、いま岩手や青森沖までうつってしまっている。日本の海の状況がかなり変わってきている証拠になっている」と話す。去年12月には、北海道・函館市で1000トン以上のマイワシが打ち寄せられた。
先月、宮城・気仙沼沖では定置網漁で大量のマダイが獲れている。気仙沼魚市場のマダイの水揚げ量は、4月末時点ですでに例年の同時期に比べて30倍以上となっている。東海大学・山田吉彦教授は「千葉・九十九里沖まで来ていたものが黒潮の勢いが強くて、さらに流されて三陸沖までやってきた」と話す。一方、気仙沼で主力だったサンマやサケは長年不漁となっている。さらに約1000mの深海に生息し北限が茨城県沖だった“ミツクリザメ”が4月に宮城県では初めて女川沖で捕獲された。
住所: 宮城県気仙沼市