感染症予防に加湿は必要だが、結露は悩みの種でもある。最近の住宅は暖かさが保たれるため、カビが繁殖しやすい。結露した窓は、水分と栄養源となるほこりが揃うため、カビが繁殖するには最適な状態。結露やカビを放置すると体にも影響を及ぼす。千葉大学真菌医学研究センター・矢口貴志准教授は「カビの胞子を吸うとアレルギー症状を起こす」という。おそうじ本舗技術責任者・尾崎真さんによると結露を防ぐ方法は、換気を行うこと、空気を循環させること、観葉植物などを窓の近くに置かないこと、人形なども置かないことだという。結露対策に使うのは食器用の洗剤。水200ccに対し食器用洗剤大さじ1杯強の洗剤を入れよく混ぜて軽く泡立て、雑巾を漬けてそれで窓ガラスを拭くと結露を軽減できる。理由は洗剤の成分で表面張力を抑えることができるから。1度やれば5日間は結露ができにくくなるとのこと。