日本の今年の平均気温は、この120年余りで最も高くなる見込み。世界の平均気温も過去最高となる見込み。気象庁によると、ことしの国内の年平均気温の温度差は速報値で+1.64度。国内の年平均気温の平年差は、1989年統計開始から最も高い値だった2023年の+1.29度を大きく上回り最も気温の高い年となる見込み。地球温暖化に加え、夏〜秋に偏西風が平年より北に蛇行し暖かい空気に覆われやすかったことなどが原因とみられる。世界の年平均気温も、1位の記録を更新する見通し。気象庁異常気象情報センター田中昌太郎所長は「気温が上昇して浮いて記録的な高温は起こりやすくなっている」と話している。