気象予報士・手塚さんが解説。予想段階では能登にかかっていなかった雨雲が実際にはかかり線状降水帯が発生した。2つ目は「大気の川」。九州の西側から回り込むように能登方面へ集中した。これは太平洋高気圧の縁を回り込んだ結果。また、西側には台風14号と熱帯低気圧があり、この2つがポンプのように湿った空気を列島に次々送り込み、水蒸気の通り道となった。これが「大気の川」と呼ばれ、能登方面に突っ込むこととなった。3つ目には「海水温」。山陰沖~黄海にかけ平年より4~5℃以上海水温が高く、「大気の川」と一致していた。これによりより雨雲が強化されたとみられる。