きのうから水俣市を訪問している石原環境大臣はきょう午前、水俣病患者連合と鹿児島県長島町の被害者団体「水俣病被害者獅子島の会」と懇談。石原大臣はおととしの懇談で団体側の発言の最中に環境省職員がマイクの音を切った問題を改めて謝罪した上で「医療や福祉等が少しでも充実できるようにこれからもしっかりと努めてまいりたい」と述べた。懇談の中では団体側が被害者の医療や福祉の充実に向け認定患者のみを対象とした水俣市の療養施設の一部に空きが出ていることから患者として認定されていない被害者も利用できるよう求めた。環境省側は「水俣市からは認定患者以外を施設に入れるのは難しいと聞いているが中長期的に見ていく必要がある。今後も水俣市などと話し合っていきたい」と述べた。水俣病の被害者に支給される療養手当について、団体側が物価高騰や被害の実態にもとづき増額するよう求めたのに対し、石原大臣は「今後毎年手当の見直しは行うことにしているが、引き上げても足りないということがあれば言っていただければ検討する」と述べた。水俣市ではきょう午後水俣病の患者や遺族のほか石原大臣、熊本、鹿児島両県の知事も出席して犠牲者の慰霊式が行われる。
