医師が処方する薬のうち、市販薬と成分などがほぼ同じOTC類似薬について、約1100品目で患者に薬剤費の4分の1の追加負担を求める方針となった。再来年3月から、薬の価格の25%など、患者に追加負担を求めることが検討されている。ドラッグストアなどのカウンター越しに買えるのがOTC医薬品で、そのOTC医薬品と成分・効能がほぼ同じ医療用の薬がOTC類似薬となる。政府は、子供・慢性疾患の患者などは追加負担を求めない方針だという。当初、OTC類似薬については保険適用を外す議論がされていたが、患者団体から反対の声があがり、25%負担の方針となった。政府によると、今回の患者負担増による医療費削減効果は900億円とされている。
