今月1日の能登半島地震では揺れや液状化の影響で、氷見市が38棟全半壊するなど計4,239棟の被害が確認されていて、民間の賃貸住宅を活用した「みなし仮設」や公営住宅への入居手続きが進められている。また氷見市で23人・高岡市で14人と計37人が避難生活を余儀なくされているが、氷見市では住まいの見通しが立ったことなどから明日避難所が弊所する予定である。県内では当初、計1万9,000戸近くが断水したが昨日氷見市で水道が復旧し、20日ぶりに県全域で復旧した。一方、経済活動では打撃が広がっていて宿泊施設はキャンセルが相次ぎ、県によると損失額は今月10日時点で2億9,600万円余にのぼるほか、県漁連によると沖合の定置網や漁港などの施設に被害が出て、被害額は今月17日時点で2億6500万円に上るという。今後は被災者の住まいや生業の再建が課題である。