きょう、自民党総裁選が告示された。候補者らは、東京・永田町にある日枝神社に、必勝祈願に訪れていた。茂木敏充氏は、神社を訪れた後、新橋で街頭演説を行った。正午ごろ、議員会館には、菅元総理らが集まり、小泉進次郎氏の出陣式が行われた。前回の総裁選で、小泉氏は、議員票で1位となるも、党員票で3位となり、決選投票まで進めなかった。林芳正官房長官も出陣式を行い、意気込みを語った。午後1時、候補者5人が集まって、演説が行われた。小林鷹之氏は、中間層や現役世代のための支援や、外国人政策の厳格化などを訴えた。茂木氏は、特別地方交付金を創設し、地方のニーズに応じてしっかり活用してもらいたいなどと訴えた。閣僚の若返りと女性の3割登用など政府内の改革も行うとした。林氏は、成長戦略に重点を置き、実質賃金を1%ずつ上昇させていく、これを定着させるなどと訴えたほか、子供の学習支援の強化や防災庁の設立を進めるとしている。高市早苗氏は、外国人問題について言及し、皇室典範の改正も掲げた。最後に登壇した小泉氏は、物価高対策で、国民の暮らしに安心と安定を取り戻すとしたほか、拉致問題解決に取り組むことや地方創生の強化も打ち出した。自民党の地方組織では、党員・党友に向け、投票用紙の発送が始まっている。愛媛県連ではきょう、1万7000人以上へ投票用紙が送られた。