今年も暑い夏が予想されている。アパレル業界では早くも今月から夏物の展開を初めた企業が出てきた。年々、激しくなる気候変動に合わせ戦略の見直しが迫られている。きのうは東北付近を進む低気圧の影響で北海道では警報が出され大雪となった。寒さが残る中、アパレル業界では早くも夏商戦が始まっている。「洋服の青山」では夏物の商品の展開を例年より1カ月前倒しし、今月から販売を開始した。夏物スーツの販売数量を去年より1.7倍に増やし、売り場を拡充させる方針。前倒しの理由は暑さが年々長期化していることを受けた夏物需要の増加。今年は“飽きのこない夏物”を順次展開していくことで購買意欲を下げない工夫をするという。気象庁によると、真夏日の数は年々増加傾向で、去年は10年前より2倍近く増えている。三重大学の研究では日本の「夏の期間」が過去42年間で約3週間長くなっていたことが明らかになっている。百貨店を中心にアパレルブランドを展開する「三陽商会」はおととしから夏を「初夏・盛夏」と「猛暑」の2つに分けて定義し、年間の商品構成を見直した。今年の春は寒暖差や短い春に対応した商品を強化。
