車いすラグビー・日本代表の倉橋香衣選手と橋本勝也選手を交えてのスタジオトーク。倉橋選手にとってパラ直前の前園のロケ取材は、車いすラグビーを知ってもらうきっかけになってありがたかった。橋本選手は東京パラリンピックでは悔しい思いをしていた。橋本選手は競技に専念するために勤めていた町役場を退職していた。橋本選手はタックルで傷だらけになった5年使用の競技用車いすを紹介した。攻撃重視の車いすと、守備重視の車いすがある。日本は世界ランク3位。世界ランク1位のオーストラリアと対戦した準決勝、1点ビハインドで迎えた最終ピリオドは、ミスからさらに得点され2点を追う展開から同点に追いついた。そして延長戦で逆転、準決勝を初めて突破した。橋本選手は延長戦前は緊張していたが、倉橋選手の笑顔を見て「楽しむ」ということを思い出して緊張がほぐれ、好プレーにつながった。また、倉橋選手も延長戦で相手エース(ライリー選手)の阻止をするなど貢献した。日本はチームとして延長戦を想定した練習を行ってきていた。決勝の相手は東京パラリンピックで敗北した世界ランク2位のアメリカ。第1ピリオドは負けていたが、第2ピリオドで堅い守備から逆転に成功した。最終的には48-41で勝利し、悲願の金メダルとなった。橋本選手は第2ピリオドで自身が見せたパスカットについて振り返った。橋本選手は日本チームのディフェンスには自信を持っていて、アメリカ戦は負ける気がしなかった。パラ種目の苦悩として、「車いすの維持」について紹介した。数年に1回、150万円程度するボロボロになった車いすを自腹で交換しないといけない。自分仕様のカスタマイズにするとさらにお金がかかる。