きのうの衆議院の決算行政委員会で警察庁は、ことし1月から3月までに亡くなった65歳以上で1人暮らしの高齢者は全国で1万7034人で、年間の推計がおよそ6万8000人に上る可能性があることを公表した。警察に通報や医師からの届け出があったもので、冬の間は死者が増える傾向があるが3か月分のデータを年間ベースに置き換えた場合の推計だという。死者は年齢が上がるほど増えていて、85歳以上は最も多い4922人だった。警察庁ではことし初めてこうした統計を公表し、政府は高齢化社会での孤独死について実態把握を進めている。