米国軍基地が集中する沖縄で自衛隊基地の増強が進んでいる。“要塞化”ともいわれる現状を取材。きょう、慰霊の日を迎えた沖縄。来賓あいさつの途中、岸田総理に「沖縄を戦場にするな」とのヤジも飛んだ。沖縄県玉城デニー知事は自衛隊配備に対する強い不安を口にした。台頭する中国などを念頭に沖縄など南西諸島で進む自衛隊の配備強化、いわゆる南西シフト。2016年以降、次々と配備増強が行われ、一部からは要塞化との声も。沖縄県南西部に位置する宮古島。宮古ブルーと呼ばれる透明度の高い海が人気で年間およそ100万人が訪れる県内屈指の観光地。街が観光でにぎわう一方、島は自衛隊の基地問題に揺れている。陸上自衛隊の宮古島駐屯地では実戦的な訓練が行われていた。2019年に開設され、4年前にはミサイル部隊が配備されている。基地に挟まれた集落で暮らし駐屯地の目の前でメロンを栽培する仲里成繁さんは国が強引に自衛隊の配備増強を進めてきたと感じている。2021年には島の南部に弾薬庫が。その後、射撃訓練場も開設。そして、去年、宮古島で初めて公道を使った訓練を行っている。更には市民が避難できるシェルターも建設される予定。
住所: 沖縄県南風原町字新川148-3
URL: http://www.archives.pref.okinawa.jp/
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