去年10月から発行が始まったパンフレット「昔おきなわ風景探索」は、県の公文書館が保存している8万枚以上の写真の中から場所や年代を調べて、地域ごとにまとめたもの。これまでのパンフレットでは、那覇市や南風原町など県内6か所の風景の移り変わりが、写真や地図を見比べてわかるようになっている。このうち現在、沖縄県庁がある場所を1945年に撮影した写真では、焦土と化した中に米国軍のテントが見られるが、1960年代には琉球政府が入ったビルなどが建っていて、町並みが広がったことがわかる。また、現在の那覇市首里で1955年ごろに撮影されたとみられる写真には、周りに草木が生い茂る坂道を走るバスなどが写っていて、当時の生活の一端をうかがうことができる。パンフレットは南風原町にある県公文書館で無料で提供されている。
住所: 沖縄県南風原町字新川148-3
URL: http://www.archives.pref.okinawa.jp/
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