フィリピン日系人リーガルサポートセンターの猪俣さんはモリネ姉妹の親類を探すため沖縄県を訪れた。沖縄県立図書館で沖縄の移民に関する資料がデータベース化されていることが分かり、モリネさんの父について調べると、弟がいることなどが新たに分かった。弟の孫から大叔父である父についての情報を得ることができた。終戦から77年が経ち、日本の裁判所へ申し立て中に亡くなった人もいるという。4年前に1069人だった「無国籍」2世は最新の調査で493人に減少した。日系2世の寺岡さんは日本政府に一括での救済を求め続けている。無国籍となってしまったウエハラさん姉妹の父親は米軍の捕虜になり、日本に送還されたことが判明したが、本人の出生記録が無く、進展がない状況となっている。