パリパラリンピック・車いすマラソン女子の日本記録保持者・喜納翼(34)は初出場した東京大会で7位に入賞した。喜納は「ベストな走りと言えるようなレースをして東京大会よりも1つでも上の順位でフィニッシュができれば」と話す。かつてはバスケットボールの沖縄県代表にも選ばれたことがあるが、トレーニング中の事故で脊髄を損傷しその後車いすマラソンを始めた。東京大会後、スピードを強化するため男子選手との練習を取り入れ、コース対策にも力を入れてきた。パリの石畳に対応するため車輪とタイヤの改良も進めてきた。喜納は「走り終わった時に“やりきった”と言えるようなレースをしてきたい」と話す。