中国の春節中のべ95億人が大移動したとみられる。大型連休最終日のきのう、Uターンラッシュのピークを迎えた。旅行や帰省が主流の中、厳しい経済状況などから春節の過ごし方にも変化が生まれていた。旧正月の春節にともなう大型連休最終日、北京南駅ではみなさんお疲れモード。あまりの渋滞にしびれを切らしたのか、中国メディアによると高速道路でサトウキビ販売を始める人がいた。北京から車で2時間ほどの河北省にある、1000年以上前の唐の時代を再現したテーマパークを取材。天女が宙を舞い、アトラクションも楽しめる。目的地に近づくと駐車する車が道路を埋め尽くしていた。園内には中国レトロファッションに身を包んだ若者の姿があった。写真映えすると話題が広まり、人気観光スポットになった。連休中に混雑を極めた背景には、安さと近さを求める傾向という今年の春節ならではの事情がある。北京などの大都市からアクセスしやすいこの場所に殺到。一方、従来のイメージと異なる春節を過ごす人もいる。1年前に地方から北京に働きに出てきた、26歳の皮は帰省したくないなどとコメント。旅行も帰省もせず、連休をひとりで過ごす若者が増えている。春節前、中国のSNSでは、実家も旅行も行かず独りで過ごすなどの投稿があった。皮さんの故郷では26歳で結婚していないのは遅すぎるとみられていて、親や親戚から結婚を急かされるという。中国メディアによると、中国の大学生の7割以上が親などから結婚のプレッシャーを感じたことがある。連休中もひとり時間を過ごしたいというのが本音のよう。春節前夜は家族でごちそうを食べるのが定番だが、皮は友人としゃぶしゃぶを囲んだ。
