きのう30℃以上の真夏日を記録したのは今年最多の38地点。25℃以上の夏日も500地点を超えた。そんな暑さに負けず行なわれたのが恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノサウルスレース」。最大10連休となる今年のGW。観光地にとっては書き入れ時だが、山梨・富士河口湖町では観光客を巡って問題が起きている。河口湖駅近くのコンビニと富士山を一緒に写した写真が話題となり、外国人観光客が殺到している。この過熱ぶりにより地元住民の通行が妨げられるなどマナー違反が問題となっている。富士河口湖町は目隠しの幕をはって物理的に写真が撮れないようにするという。一方で隣の笛吹市にはインバウンドに期待を寄せる施設がある。FUJIYAMAツインテラスは標高1600m、富士山と河口湖を一望できる絶景スポット。3年前に市が作ったものだが、これまでは一部の人だけが知る穴場だった。知名度がイマイチだった理由は標高1300mにあるすずらん群生地駐車場から展望デッキまで一般車両で行けないことや途中に飲食施設などがないこと。そのため市は駐車場にカフェや土産物店を併設した観光交流拠点を作った。今後の施設運営や展望デッキまでのシャトルバスは民間の旅行会社が担うことになっており、その宣伝力で外国人観光客の呼び込みにも期待を寄せている。JTB交流創造プロデューサー・竹村潤一さんは「笛吹市もFUJIYAMAツインテラスは外国人にとって非常に魅力あるコンテンツだと位置づけているので今後はプロモーションを含めて誘客を図っていきたい」と話した。