サイバー攻撃への備えとして各府省庁はネットワーク機器のソフトウェアをメーカーが呼びかけるタイミングで更新してきたが、巧妙化に対応しきれないという指摘も出ていた。このため政府は各府省庁で新たな自動検知システムを導入し、一連のネットワーク機器のソフトウエアなどにぜい弱な部分が生じていないか24時間監視する取り組みをきょうから始めた。新たな自動検知システムはJAXAをはじめとした独立行政法人などにも導入され、ぜい弱な部分が見つかれば即座にソフトウエアの更新を含めた防御措置を講じるとしている。河野デジタル相は攻撃者の視点に立ち先んじて危機のぜい弱性に対応していく、政府機関のサイバー攻撃への防御能力を一層高めていきたいとしている。