危険運転致死傷罪を巡っては、これまで法定速度を大幅に超えた速度での運転や飲酒運転などでの死傷事故でも適用のハードルが高いとの声があり、法務省の検討会で法改正に向けて議論してきた。今日の検討会ではこれまでの議論を踏まえ座長から取りまとめ案が示された。危険運転を適用する基準について、飲酒運転では呼気1リットルにつき0.5mg以上とするべきなどといった意見の他、数値基準を下回る場合でも疲労などの影響で正常な運転が困難だった場合でも危険運転が認められるようにすべきとの意見も出たとしている。また高速度の運転については道路の最高速度の2倍や1.5倍の速度超過を基準とするといった意見などが示された。最終の報告書が取りまとめられ次第、法務省に提出する予定。