ノーベル平和賞の授賞式が行われ日本被団協の田中煕巳代表委員が世界に向けて核廃絶への思いを力強く訴えた。1945年広島と長崎に投下されおよそ21万人の命を奪った原子爆弾。田中代表は13歳の時に長崎で被爆し、5人の親族を亡くした。日本被団協は1956年に結成され核軍縮の緊急性を世界に訴え続けた。しかし、今世界ではウクライナ戦争における核超大国ロシアによる核の威嚇など核への脅威が高まっている。現地には日本被団協の思いを受け継ぎ、核廃絶を求める署名を国連に届ける活動を続けてきた被爆3世ら高校生平和大使4人の姿もあった。彼女たちも現地の高校生たちと交流し平和への思いを訴えた。