これまで押され気味だった少数与党がここにきて与党案を推し進める背景には何があるのか。国民民主党・玉木雄一郎代表(役職停止)は「ある程度維新とやれるような算段がついたのでは」などと分析。念頭にあるのは与党と日本維新の会との教育無償化をめぐる動き。自民党、公明党、日本維新の会は教育無償化を巡りきょう、実務者協議を開くことで合意。日本維新の会・前原誠司共同代表は「所得制限のない高校無償化を今議論されている予算編成に盛り込んでもらいたい。来年4月から実施することが予算に賛成する必要条件」と発言していた。来年度予算案への協力をちらつかせつつ看板政策の実現を求める維新と、国民民主党以外の協力相手を模索したい与党。国民民主党の胸の内は複雑。駆け引きはギリギリまで続く。