浪江町では住民が戻りつつある。暮らしが戻っているように見える。NPO法人「未来といのち」・小西由美子代表は「帰還困難区域もまだある。」等とコメントした。避難指示が解除された部分はほんの一部だ。取材班は小西さんの後を追うと、小西さんが車を止めた。小西さんは週1回、ネコの餌を補給している。定期的にネコを保護しているのだという。個体数の減少から餌場を縮小したのだという。帰還困難区域に入った。殆どが空き家だ。庭は荒れ、屋根の瓦は割れていた。小西さんは「心が壊れそうになる。」等とコメントした。帰還困難区域の中に住民が戻っているのが浪江町の津島地区だ。南津島上行政地区の区長・紺野宏さんは酪農家だ。震災後、牛を避難させた後、郡山市に避難して酪農ヘルパーをしていた。対馬地区は特定復興再生拠点区域に指定され、除染が進められた。それを機に、紺野さんは自宅に戻った。しかし、戻ったのは紺野さん夫婦だけだった。牛舎は現在、家財道具置き場になっていた。
紺野さんは「修行だと言い聞かせてきたが、この後の事を考えると厳しいと感じた。体力や精神が持つかという不安が出てくる。」等とコメントした。
紺野さんは「修行だと言い聞かせてきたが、この後の事を考えると厳しいと感じた。体力や精神が持つかという不安が出てくる。」等とコメントした。