仕事場はオフィス。7人は日本郵便の切手・葉書室に所属する会社員。切手ごとに企画から完成までを担当する。チーム最年少の楠田さんは新作の構想を練っていた。取り組んでいたのは毎年発行される全国植樹祭の切手。その年に植えられる樹木を描くことが恒例。切手デザインの1番の肝はモチーフを小さな枠にどう収めるか。今年の開催地は岡山県。地域色も出せないか思案していた。チームは1週1回集り、進捗を報告し合う。独りよがりにならないよう複数の目でチェックする。今回は3案を作り意見を請う。楠田さんは背景にモモを潜ませたA案をおした。その後、上層部の審議も経てA案に決定。
チームをまとめる玉木さん。美大でデザインを学ぶも希望した大学院の受験に失敗。紹介でこの仕事に巡り合う。代表作は日本の伝統絵画を題材にしたシリーズ。
山田さんは自宅で作業開始。得意とするのは神に手書きで描く手法で、タッチは上品で優しい。今回は日本の夏がテーマ。元々、イラストレーターになりたい夢があった。郵便配達のアルバイトをし、正社員となり社内公募で切手・葉書室へ移動した。自宅での作業はコロナ禍を機に始めた。原案ができると会社のパソコンでレイアウトや色味を検討する。鮮やかな色彩にも切手ならではの制約がある。
切手デザイナーは全国を飛び回る。星山さんは美大のデザイン科で印刷を学んだ。代表作の海のいきものシリーズの新作で挑戦する。訪れたのは海遊館。過去にも生き物の描写の監修で協力を仰いでいた。今回、どうしても見たい魚がいるとバックヤードに入れてもらった。星山さんは質感を用紙をエンボス加工で再現しようと考えている。生き物を扱うのは難しく、デザイン案に専門家から詳細な赤が入る。金券でもある切手に間違えは許されない。要の特殊加工にも困難があった。
チームをまとめる玉木さん。美大でデザインを学ぶも希望した大学院の受験に失敗。紹介でこの仕事に巡り合う。代表作は日本の伝統絵画を題材にしたシリーズ。
山田さんは自宅で作業開始。得意とするのは神に手書きで描く手法で、タッチは上品で優しい。今回は日本の夏がテーマ。元々、イラストレーターになりたい夢があった。郵便配達のアルバイトをし、正社員となり社内公募で切手・葉書室へ移動した。自宅での作業はコロナ禍を機に始めた。原案ができると会社のパソコンでレイアウトや色味を検討する。鮮やかな色彩にも切手ならではの制約がある。
切手デザイナーは全国を飛び回る。星山さんは美大のデザイン科で印刷を学んだ。代表作の海のいきものシリーズの新作で挑戦する。訪れたのは海遊館。過去にも生き物の描写の監修で協力を仰いでいた。今回、どうしても見たい魚がいるとバックヤードに入れてもらった。星山さんは質感を用紙をエンボス加工で再現しようと考えている。生き物を扱うのは難しく、デザイン案に専門家から詳細な赤が入る。金券でもある切手に間違えは許されない。要の特殊加工にも困難があった。
住所: 大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
URL: http://www.kaiyukan.com/
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