円相場では日本時間11日、午後9時半の米国消費者物価指数発表の後円買いドル売りの動きが強まった。円相場は40分ほどで157円台前半まで4円以上円高が進み、市場介入が行われたのではないかとの見方が出ていた。こうした中、政府日銀が3兆円規模の円買い介入を実施した可能性があることが分かった。日銀が公表した、連休明け16日の当座預金残高見通しで、為替介入が反映される財政等要因と市場の事前予想との差額である、3兆円程度を手元に介入が行われたとの推測が広がっている。一方、先ほど外国為替市場の円相場は1ドル158円台後半から157円台前半へと再び急速な円高ドル安が進んだ。市場関係者からは2日連続で為替介入が行われた可能性もあるとの見方が出ている。