森田さんは「9月の企業物価指数は、市場がこれで動くデータではないですが、金融政策を考えるうえで見ておきたいデータです。7月に賃上げをやったとき、タイムラグがありますが企業物価に影響が出ていましたし、為替がどう動くかで物価に影響が出てくることは間違いないですね」、市川さんは「米国で9月消費者物価指数が発表され、市場予想は総合指数・前月比+0.1%、前年比+2.3%の予想としています。一方、コア指数は前月比で+0.2%、前年比+3.2%。全体としては落ち着いた物価の伸びが確認できそうです。市場の関心は徐々にインフレから雇用に移ってきていると思われるので、今後利下げペースを見通す上では物価指標だけでなく雇用統計や雇用関連の指標をより丁寧に見ていく必要があります」などと話した。