中国の2月のCPI(消費者物価指数)は、1年前と比べて0.7%下落し、1年1カ月ぶりにマイナスとなった。供給過剰が指摘されている自動車などの乗り物で-4.4%、住宅販売に連動しやすい家具や家電などの家庭用器具で-3.3%となったほか、牛肉と生鮮野菜が10%を超える大幅な下落となり、デフレ懸念が一段と強まっている。中国政府は今年の物価上昇率目標を去年の3%前後から「2%前後」に引き下げたが、デフレマインドが定着しないよう、効果的な消費喚起策を打ち出せるかが焦点。
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