女性トイレ行列問題について。トイレ平均利用時間は男性が35秒に対し、女性は105秒(1分45秒)。男性トイレの個室と小用の合計を1として女性トイレと比較した施設ごとのデータがある。11種類の施設のうち女性トイレの方が多い施設はサービスエリア・パーキングエリア、商業施設、劇場・ホール、美術館・博物館だけ。1番少ないのは鉄道駅。続いて空港、バスターミナルなどと公共交通機関への設置が少ない印象。女性トイレが少ない傾向にある理由について国土交通省は女性の社会進出を挙げている。建設当初は男性の利用者が多いことを前提として設置数が設定されていたが、女性の社会進出が進んだことにより女性の利用者が増えて数が合わなくなっている。専門家は「子どものためのベビーベッドやベビーチェア、化粧直しをするためのパウダーコーナーなど、女性のトイレのほうが必要な機能がたくさんになるため、個数の数が犠牲になってしまっている」と指摘。また、日本ではトイレが無料の場合も多く、数が増えると清掃などの維持費も大変になってくるという状況もありそうだ。この問題に政府も本腰を入れている。国土交通省は行列問題解消に向けて設置数の基準などガイドラインをまとめる方針。民間企業でも行列解消への取り組みが導入されている。男性と女性のトイレを仕切っている黒い壁。実は動かすことができる。女性が多く集まるイベントなどでは壁を動かして女性トイレを増やすことができる。さいたまスーパーアリーナで取り入れているフレックストイレ。女性が多いイベントではいくつかの男性トイレを女性トイレに変更して小用トイレはロールカーテンで隠すという配慮もされている。他にも大阪城ホールなどで同様の対策がされている。また、数以外でも行列の要因となっているのが長時間利用。スマホを使うなどして長時間利用するケースが男女ともに増えている。個室のモニター「エアノック」では利用時間などが表示、譲り合い利用が促進される。首都圏を中心に約1万2000個室に導入され、30分以上の長時間利用が64%減ったという。
住所: 東京都渋谷区渋谷2-21-1
URL: http://www.hikarie.jp/
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