ロシアの侵攻から2年半になる中、避難生活を強いられているウクライナ人らが都内で大規模なイベント・第1回ウクライナフェスティバルを開催。企画した1人、ウクライナ人・イリーナヤボルスカさんは、ロシアの軍事侵攻が始まってすぐに母親とともに娘夫婦がいる滋賀県に避難。日本に来るまでの道のりは壮絶なものだった。現在は民間のアパートを契約して暮らしている。来日からわずか3か月後にはキッチンカーでクレープに似たウクライナの家庭料理「ムレンツィ」の販売を開始。去年5月には念願のウクライナ料理店「The Faina」をオープン。開店資金の一部はクラウドファンディングで募った。大きな原動力はウクライナに今も残る夫の存在。いずれ一緒にレストランを運営したいと考えている。日本では今もなお2000人を超える人々が避難生活を余儀なくされている。そんな現状をより多くの人に知ってもらい支援につなげようとイリーナさんたちが新たに企画したのがウクライナフェスティバル。会場には炎天下の中、約5万人が訪れた。イベントの売り上げは全てウクライナの支援に充てる。