ことしの新米の先月末時点の検査結果が発表され、最も評価が高い1等米の割合は、平年並みになっている。気になるコメの値段は、今後落ち着くのか。東京都内の精米店では新米の入荷が始まっている。飲食店向けのコメを中心に取り扱う店。ことし6月には、コメの仕入れが滞り、在庫も不足気味だったが、9月に入り、新米の流通が始まったことで仕入れが安定したという。一方でいま頭を悩ませるのが、仕入れ価格の高騰。店頭で販売している魚沼産コシヒカリは、仕入れ価格が3割ほど高くなっている。5キロ4750円と、去年より2割ほど値上げした。消費者に提示できるぎりぎりの価格に設定したという。精米店店主・小池理雄さんは「消費者、飲食店にどう売ればいいかいつも悩んでいる」と語った。
きょう発表された新米の検査結果。4つの区分のうち、見た目や品質などで最も評価が高い1等米の割合は、全国平均で77.3%、平年並みとなった(農林水産省・農産物検査結果(速報値))。夏に気温が高い日が続いたものの、去年よりも雨が多く、稲の負担が減ったほか、農家による高温対策が効果的に行われた結果だということで、去年の同じ時期を17.7ポイント上回った。コメの価格への影響はあるのか。農林水産省は「1等米が増えれば市場に出回るコメの量も増えていくことになる。ただコメの価格形成にはほかの要素も関わるため、店頭価格への影響は見通しにくい」としている。精米店店主・小池理雄さんは「上げ止まってはいる。半年後、10カ月後先を考えると憂うつになる」と述べた。
きょう発表された新米の検査結果。4つの区分のうち、見た目や品質などで最も評価が高い1等米の割合は、全国平均で77.3%、平年並みとなった(農林水産省・農産物検査結果(速報値))。夏に気温が高い日が続いたものの、去年よりも雨が多く、稲の負担が減ったほか、農家による高温対策が効果的に行われた結果だということで、去年の同じ時期を17.7ポイント上回った。コメの価格への影響はあるのか。農林水産省は「1等米が増えれば市場に出回るコメの量も増えていくことになる。ただコメの価格形成にはほかの要素も関わるため、店頭価格への影響は見通しにくい」としている。精米店店主・小池理雄さんは「上げ止まってはいる。半年後、10カ月後先を考えると憂うつになる」と述べた。