昨日、円相場は1ドル=156円台まで下落した。円安の影響は100円均一のお店にも広がっている。日本が直面する歴史的円安。影響を受ける業種の一つが100円均一のお店で、30代の人は「100均も100円じゃないもの売るようになったんだなと思って、そこからは値段をチェック」と話し、100円以外の商品も増えているという。さらに、内容量についても、30代の人は「昔は20個くらい入っていた気がします、リング」「11個です。減ってます」と話す。100均業界には厳しい円安。いまも販売する商品はすべて税抜き100円の大手「セリア」は、出店数の増加に伴い過去最高の売り上げとなったものの、営業利益は減少(※2024年3月期)。価格維持が困難なため、原価が低い商品に切り替えるなど工夫しているという。経済界のトップの1人からも厳しい声が出ている。経済同友会・新浪剛史代表幹事は「(円安が)国民生活に不安を与えていることは間違いない。賃金を上げても影響は心理的には厳しい」と話す。市場関係者からは、日本時間今夜に発表される米国の経済指標の結果によっては、さらに円安が進む可能性があるとの見方も出ている。