きのう、右大腿骨上部の骨折と診断された上皇后さまは入院先の東大病院で今朝、手術を無事終えられた。午後3時半ごろ、上皇さまが手術後の上皇后さまを見舞われるため東大病院へ向かわれた。約40分後、病院から出てこられた上皇さまの表情は先ほどよりも明るく和らいだようにも見える。病院では医師から手術の様子や今後について説明を受けられた。上皇后さまが右足にけがをされたのはおととい夕方、お住まいの仙洞御所でのこと。宮内庁によると、上皇后さまは平らなところに立っていた際、バランスを崩され転倒。側近によると、転んだ後は「痛みがある」ということで車いすに乗られていた。翌日、病院で検査を受けられたところ右大腿骨上部の骨折と診断された。今朝5時に病室から手術室に入り、手術を無事終えると午前7時半ごろ病室に戻られた。上皇后さまは転倒の前日、上皇さまと共に演奏会を鑑賞。会場に到着した際にはしっかりとした足取りで車を降りる元気な姿を見せられていた。側近によると、上皇后さまは転倒前、足の痛みや骨粗しょう症はなかった。
上皇ご夫妻は今年、各地を訪問された。今年5月には栃木県日光市、8月には長野県軽井沢町でしっかりと手をつなぎ、足元を気遣いながらキャベツ畑を散策された。上皇后さまは今月20日に90歳、卒寿の誕生日を迎えられる。いつも通り過ごされるなか起きた今回の右大腿骨上部の骨折について、藤井英紀医師は「整形外科でも扱うことが多い。普段から健康に気をつけられていたことで、軽い骨折で済んでいると思う」と語った。今回、上皇后さまが受けた骨接合術という金属などの器具で骨折部分を固定し、つなぎあわせる手術については「しっかり骨接合がなされていれば、体重がすぐにかけられる状態になっていると思う。6週間も過ぎてくれば元の生活にちょっとずつ近づけるようになってくる」と語った。上皇后さまは今後リハビリなどを行い、1週間〜2週間入院される予定。
上皇ご夫妻は今年、各地を訪問された。今年5月には栃木県日光市、8月には長野県軽井沢町でしっかりと手をつなぎ、足元を気遣いながらキャベツ畑を散策された。上皇后さまは今月20日に90歳、卒寿の誕生日を迎えられる。いつも通り過ごされるなか起きた今回の右大腿骨上部の骨折について、藤井英紀医師は「整形外科でも扱うことが多い。普段から健康に気をつけられていたことで、軽い骨折で済んでいると思う」と語った。今回、上皇后さまが受けた骨接合術という金属などの器具で骨折部分を固定し、つなぎあわせる手術については「しっかり骨接合がなされていれば、体重がすぐにかけられる状態になっていると思う。6週間も過ぎてくれば元の生活にちょっとずつ近づけるようになってくる」と語った。上皇后さまは今後リハビリなどを行い、1週間〜2週間入院される予定。