NTTコミュニケーションズの子会社、NTTアクアが高級魚を育てる陸上養殖システムの提供を始めた。NTTアクアでは去年からろ過技術を持つ沖縄の養殖業者と共同研究を続けている。水槽につけたさまざまなセンサーで養殖の環境をデータ化するのがNTTグループの強み。酸素の量や塩分濃度など水槽の状況が離れた場所からでも一目でわかる。NTTアクアはICT(情報通信技術)を使って得たこのデータをもとに養殖業者を支援する。NTTアクア・山本圭一社長は「産業がいまの100倍くらい広がっていく規模でやりたい」とコメント。2030年までの累計で数百億円規模の売上高を目指す。