電話が苦手な若者たちについて。民間会社の調査では、20~30代の約7割の人が電話が苦手と回答した。八王子の不動産会社では若手社員のために講師を招いて講習会を始めた。講習を受講する企業数はこの10年で2倍に増えた。総務省によると、家に固定電話があるのは20代が5.4%、30代が9.1%となっている。港区のIT企業では電話にストレスを感じるという若手社員の声を受けて代行サービスの利用を始めた。必要な要件のみ担当者が対応し、それ以外は代行会社に委ねた。業務に集中できる時間が増え、企業の業績が上がった。大手通信会社は高圧的な声を穏やかなトーンに変換する技術の開発を東京大学とともに進めている。