事故から19年賀経過した去年秋に玉置さんは手術をすることに。麻痺したままの顔面神経。目の痛みがおさまらず、それを和らげる手術を行う。顔面神経が断裂しているために時間とともに目の周囲に痛みがある。手術で顔の皮膚を引き上げて痛みをおさえるが数ヶ月で再び垂れ下がるために手術を30回以上繰り返している。怪我の治療費や手術台は以前はJRが負担していたが現在は玉置さん自身が支払っている。JR西日本から度重なる示談の申し入れがあり、一昨年に受け入れた。治療が続く場合には医療費を支払い続けてほしいという願いを諦めることは苦渋の決断だった。JR西日本は玉置さんのように後遺症に苦しむ人々について示談が成立しても関係性を持っていくと話しているがプライバシーの観点からという理由で個別の補償に関しては答えることはなかった。